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J-GLOBAL ID：201202220911758854   整理番号：12A0928739

E_cm=2.8eVにおけるC²⁺-He系の弾性散乱に対する微分断面積の測定と位相シフト分析

Measurements and Phase-Shift Analysis of the Differential Cross Sections for the Elastic Scattering in C²⁺-He System at E_cm=2.8eV

著者 (1件)： ITOH Yoh (Josai Univ., Saitama, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 81  号： 6  ページ： 065002.1-065002.2  発行年： 2012年06月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： C²⁺-He系の弾性衝突の相対微分断面積(DCS)を測定し,測定したDCSのab initioポテンシャルによる位相シフト分析を行った。この系は,1)基底状態にあるC²⁺イオンとHe原子の電子状態は共に¹S₀状態であり,衝突に関係する状態の対称性は低エネルギーで¹Σ⁺であること,2)C⁺イオンのイオン化ポテンシャルはターゲットHe原子のものより低いため,断面積は低エネルギーで非常に低いことから,単一のポテンシャル曲線で散乱過程を制御できると考えられる。計算と実験で得たDSCを比較して,相互作用ポテンシャルの実際の井戸深さは0.0305より深く,分析に使ったポテンシャルの斥力部分は1.9の核間距離まで正確であると結論した。

シソーラス用語： *炭素 ,  *ヘリウム ,  *原子-イオン衝突 ,  *微分断面積 ,  *位相シフト ,  弾性散乱 ,  ポテンシャル ,  井戸型ポテンシャル ,  1-10eV
準シソーラス用語： 相互作用ポテンシャル

分類 (1件)： イオンとの衝突・散乱  (BH04040Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： He ,  弾性散乱 ,  微分断面積 ,  位相シフト ,  分析