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J-GLOBAL ID：201202220990158891   整理番号：12A0577998

流量・水質データおよび空間情報データを用いた窒素・リン原単位の推定

著者 (6件)： 田中健二 (茨城大 大学院農学研究科) ,  吉田貢士 (茨城大 農) ,  乃田啓吾 (東大 生産技研) ,  安瀬地一作 (茨城大 農) ,  加藤亮 (東京農工大 大学院農学府) ,  黒田久雄 (茨城大 農)
資料名： 応用水文  (Applied Hydrology)
号： 24  ページ： 71-80  発行年： 2012年03月21日 
JST資料番号： L3921A  ISSN： 1881-4948  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 流量・水質データと空間情報データを用いて,メコン川流域での点源・面源からの栄養塩類負荷排出量を空間的に推定した。流量・水質データは,メコン川委員会(MRC:Mekong River Commission)による河川流量と栄養塩濃度(全窒素,全リン)の現地観測値を用いた。空間情報データは,DEM,USGSの土地利用,MRCと地球科学情報ネットワーク国際センター(CIESIN)の人口分布,およびFAOによる畜産頭数分布を用いた。観測値より算定した年間合計負荷量および土地利用・人口・畜産の統計データから線形モデルを作成し,ランダムリサーチによって栄養塩排出原単位を推定した。得られた窒素とリンの排出原単位を日本の文献値と比較し,その違いを考察した。また,推定した原単位を用いて汚染源(森林,農地,人口,畜産)別の栄養塩負荷量を算定した。さらに,負荷量の分布と分布型降雨流出モデルにより算定した流量を用いて栄養塩濃度の空間分布を求めた。

シソーラス用語： *測定データ ,  流量測定 ,  *情報 ,  *栄養塩類 ,  原単位 ,  窒素 ,  リン ,  点汚染源 ,  面汚染源 ,  空間分布 ,  地理情報システム
準シソーラス用語： Mekong川 ,  栄養塩濃度 ,  河川水質 ,  *空間情報 ,  線形モデル ,  負荷量 ,  分布型流出モデル ,  未観測流域

分類 (1件)： 河川汚濁  (SB02020F)

引用文献 (10件)：

• 飯国俊膨,インカムセンソンポン,吉田貢士,伊藤填之介(2007)1ピコニンチャン地点でのメコン川の窒素およびリン濃度の季節変動,水文・水資源学会誌,20(3),226-234.
• 虱間聡,竹内邦良(2004)ニメコン河流域への洪水モデルの適用,水文・水資源学会誌,17(5),565-571.
• 國松孝男,村岡浩爾(1989):河川汚濁のモデル解析,技報堂.
• 志村もと子,田渕俊雄(1996):素掘り貯留池を伴う養豚場が~可那の窒素濃度に及ぼす影響,農業土木学会論文集64(2),177-183.
• 田齊秀章,平松秘昭,森牧人,原田昌佳(2006):SCE-UA法を用いたTOPMODELパラメータの特性評価,九州農学芸誌,61(2),261-272.

タイトルに関連する用語 (7件)： 流量 ,  水質 ,  情報データ ,  窒素 ,  リン ,  原単位 ,  推定