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J-GLOBAL ID：201202221032359268   整理番号：12A1217149

Gαqによる寒冷活性化TRPM8イオンチャンネルの直接抑制

Direct inhibition of the cold-activated TRPM8 ion channel by Gα_q

著者 (7件)： ZHANG Xuming (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  MAK Stephanie (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  LI Lin (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  PARRA Andres (Universidad Miguel Hernandez, San Juan de Alicante, ESP) ,  DENLINGER Bristol (Universidad Miguel Hernandez, San Juan de Alicante, ESP) ,  BELMONTE Carlos (Universidad Miguel Hernandez, San Juan de Alicante, ESP) ,  MCNAUGHTON Peter A. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR)
資料名： Nature Cell Biology  (Nature Cell Biology)
巻： 14  号： 8  ページ： 850-858  発行年： 2012年08月 
JST資料番号： W1369A  ISSN： 1465-7392  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： TRPM8イオンチャンネルは寒冷温度下で活性化し,多くの痛み感知に関わる。今回,ブラジキニンとヒスタミンのような炎症性メディエーターは無傷感覚神経のTRPM8を抑制するが,通常のシグナル伝達系を介してはいないことを報告した。炎症性メディエーターは通常の下流シグナル伝達系に関わりなくTRPM8を抑制した。G蛋白質サブユニットGαqは,TRPM8に結合し,Gq結合受容体により活性化したとき,イオンチャンネル活性を抑制した。Gαqの削除はTRPM8の抑制を除去し,この抑制は下流シグナル伝達系を活性化する能力を完全に除去したGαqキメラで回復した。Gαq蛋白質の活性化は切り取りパッチ標本でTRPM8を抑制したが,Gβγ蛋白質の活性化は抑制しなかった。Gαqは,TRPM8と複合体を形成しG蛋白質共役受容体の活性化後,直接作用によりTRPM8の活性化を抑制すると結論した。

シソーラス用語： *GTP結合タンパク質 ,  *イオンチャンネル ,  寒冷ストレス ,  ブラジキニン ,  生体アミン ,  生理活性因子 ,  細胞情報伝達 ,  サブユニット ,  キメラ ,  タンパク質複合体 ,  膜受容体 ,  HEK293細胞 ,  窒素複素環化合物 ,  第一アミン ,  炎症性メディエーター ,  オータコイド
準シソーラス用語： Gq蛋白質 ,  *Gαq ,  Gβγ蛋白質 ,  G蛋白質共役受容体 ,  *TRPM8

分類 (2件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  細胞膜の輸送  (EF04020R)

物質索引 (1件)： ヒスタミン

タイトルに関連する用語 (4件)： Gαq ,  活性化 ,  TRPM8 ,  イオンチャンネル