抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電気室を貯蔵庫に使用してはいけないという規則はNECにはないが,それが良いやり方であることが,この法廷事例研究が明らかにした教訓である。ダンボール店では,蛍光灯安定器が頻繁に故障するので,電気工を呼んだ。電気工は活線でプラグイン安定器を取替え,電気室のパネルカバーを開けてクランプ形メータでチェックを始めた。彼は個人保護具を着用していなかった。そのとき,電気室のドアが開き,近くの棚に当たって,棚の上にあったクリスマスツリー用のチェーンソーが彼の上に落下した。彼は反射的に右手で頭を保護した。チェーンソーは給電線とアースの間に落ち,アークが発生した。このアーク爆発の衝撃波で電気工は外傷性脳損傷を受けた。法廷的には,店は,自身の規則である電気室を物置にしないこと,重いものは下の棚に置くことなどに違反している。店の訴訟チームは個人保護具不着用を問題にしたが,それでは衝撃波障害は防げない。この事例は被害者に有利な示談で解決した。