抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ITS(Intelligent Transport Systems)は,最先端の情報通信技術を用いて,人とクルマと道路を有機的に結合させ,安全性,輸送効率,快適性を向上させるとともに環境保全を実現するシステムである。日本のITSは,既にVICS,ETC,等の実用化が進められた。(ITSのファーストステージ)。ETCシステムについては,ETC車載器を使った街中でのサービス活用を積極的に進めている。2004年9月に産官学ユーザーによる「日本ITS推進会議」が発足し,セカンドステージに入った「ITS推進の指針」が公表された。また,IT戦略本部から2006年1月に「IT新改革戦略」が公表され,ITSに関する戦略として「世界一安全な道路交通社会」の実現が謳われ,交通事故死者数5,000人以下を目指し,2010年から安全運転支援システムの事故多発地点を中心に全国への展開が図られつつある。「IT新改革戦略」に引き続く「新たな情報通信技術戦略」が2010年5月に公表され,リアルタイムの自動車走行(プローブ)情報を含む広範な道路交通情報を収集・配信するグリーンITSの推進が掲げられた。また,2007年6月1日に閣議決定された日本の長期戦略指針「イノベーション25」の「社会還元加速プロジェクト」の一つに「情報通信技術を用いた安全で効率的な道路交通システム(ITS)の実現」の推進が掲げられ精力的な検討が進んでいる。(著者抄録)