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J-GLOBAL ID:201202221348146860   整理番号:12A0264535

微生物強化石油回収技術を目指した石油試料からの微生物の分離と検討

Isolation and study of microorganisms from oil samples for application in Microbial Enhanced Oil Recovery
著者 (5件):
資料名:
巻: 68  ページ: 56-64  発行年: 2012年03月 
JST資料番号: E0518A  ISSN: 0964-8305  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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微生物強化石油回収法(MEOR)は,微生物及びその代謝産物を用いて第一次及び第二次回収操作が終わった石油貯留層から石油回収量を増やすために極めて有用である。バイオ界面活性剤の生産を目指した細菌増殖の促進及び常在微生物による重油画分の分解は,石油の流動性を高め,石油貯留層に石油を止めている表面張力を下げることが出来る。MEORは伝統的なEORを越える大きな利点を持っている。すなわち低エネルギー消費で,原油価格支配を受けない点である。本研究では,バイオ界面活性剤を生産し,石油貯留層に存在する条件で,長鎖n-アルカン分解を促進する微生物の分離と同定を目指した。分離した微生物のうち,5種類のBacillus属株は,炭化水素添加した培地中,嫌気性条件下40°Cで,細胞外バイオ界面活性剤を生産した。3株を高バイオ界面活性剤生産菌として選択した。このバイオ界面活性剤は水の表面張力を72から30mN/mに下げ,乳化活性を示し,高温(120°C)条件下でも影響されなかった。この特性は,油田の通常条件で使用できる良い候補株になるものである。さらに,Bacillus株が,嫌気条件下で,長いアルキル鎖を切断し,炭化水素混合物の粘度を下げることができることを初めて示した。本結果は,分離した微生物が強化石油回収プロセスの発展に役立つ候補であることを示している。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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採油,採ガス一般  ,  微生物学(ウイルス以外)一般 
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