抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,環境試験器の温度特性のモデル化を行い,それを考慮したPID制御を用いることにより,冷凍機による冷却を使用せずに同等時間で所定の温度に整定させつつ,省エネルギーの実現を行った。環境試験器は温度範囲が-40~100°C,湿度範囲が20~98%の低温恒温恒湿器で,槽内の温度制御系は直列補償のPID制御器を,加湿制御系は乾球温度計と湿球温度計の温度を用いた。実験は加温ヒータによる加熱実験,加湿ヒータによる加湿実験,冷凍機による冷凍実験を行い,システム同定にて一次遅れ+無駄時間モデルを求めた。提案法は従来の制御法と比べて約20%の消費電力削減が達成できたが,湿度の目標誤差は±5%程度であった。