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J-GLOBAL ID：201202221391063552   整理番号：12A0580288

野生のゲラダヒヒのブルース効果

A Bruce Effect in Wild Geladas

著者 (5件)： ROBERTS Eila K. (Univ. Michigan, MI, USA) ,  LU Amy (Univ. Michigan, MI, USA) ,  LU Amy (New York Consortium of Evolutionary Primatology, NY, USA) ,  BERGMAN Thore J. (Univ. Michigan, MI, USA) ,  BEEHNER Jacinta C. (Univ. Michigan, MI, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 335  号： 6073  ページ： 1222-1225  発行年： 2012年03月09日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： メスのげっ歯類は知らないオスと出会うと妊娠を中止することが知られている。ブルース効果と呼ばれるこの現象について,自然な条件下での直接的な証拠はあまりない。本研究では,野生のゲラダヒヒ(Theropithecus gelada)におけるブルース効果について調べた。オスのボスが入れ替わった1週間後には,メスの80%で妊娠の中止が認められた。さらに,出産の間隔に関するデータから,妊娠の中止によりメスにとってオスによる子殺しを回避するという適応上の利益が提供されることが示唆された。以上より,ブルース効果はメスの適応戦略であるという仮説が支持された。

シソーラス用語： *サル ,  殺人 ,  *効果 ,  妊娠反応 ,  *妊娠 ,  性ホルモン
準シソーラス用語： *ゲラダヒヒ属 ,  子殺し ,  *ブルース効果 ,  出産 ,  *妊娠中止

分類 (2件)： 動物生理一般  (EJ02010E) ,  生殖生理一般  (EJ15010E)