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J-GLOBAL ID:201202221414786948   整理番号:12A1659991

エタノールはネトリン-1,GDNF及びL1により刺激された軸索伸長を,それらのSrcファミリーキナーゼシグナル伝達の集中的活性化の遮断により破綻させる

Ethanol disrupts axon outgrowth stimulated by netrin-1, GDNF, and L1 by blocking their convergent activation of Src family kinase signaling
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巻: 123  号: 3/4  ページ: 602-612  発行年: 2012年11月 
JST資料番号: B0504B  ISSN: 0022-3042  CODEN: JONRA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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出生前のエタノール暴露が神経発達に及ぼす影響を検討した。ラット小脳顆粒細胞(CGN),HEK293細胞などを用いて,軸索伸長に対するエタノールの影響を調べた。ネトリン-1,GDNF,及び神経細胞接着因子L1は軸索伸長を促進した。この効果は,Srcファミリーキナーゼ(SFK),スカフォールディング蛋白質(Cas)及びERK1/2の活性化によるものであった。特異的SFK阻害剤PP2は,軸索伸長とSKF-Cas-ERK1/2シグナルの刺激を遮断した。これに対しBDNFはSKF又はCasを刺激することなく軸索伸長とERK1/2を活性化した。臨床的に妥当な濃度のエタノールは,軸索伸長と,ネトリン-1,GDNF及びSFK-Cas-ERK1/2経路及びL1の活性化を阻害した。しかし,BDNF誘導の軸索伸長及びERK1/2活性化は遮断しなかった。これらから著者等は,エタノールの軸索伸長阻害の第一標的はSFKであってERK1/2ではないと結論した。更に,胎児アルコールスペクトラム障害(FASD)発症には,これらの機構が重要な関与をしている可能性があると推測した。
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分類 (2件):
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生物学的機能  ,  成長 

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