抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2009年10月に供用を開始した「沖縄貨物ハブ事業」の意義と可能性について述べる。この事業は沖縄県が推進する「国際物流拠点形成構想」と,全日本空輸社の「アジア主要都市を結ぶ貨物便ネットワークハブ構築」とが戦略一致しスタートしたものである。貨物ハブ事業は,昼間は主に沖縄発着の国内貨物を扱い,深夜には一変してアジア域内の国際貨物流動の中継基地として機能を発揮するものである。アジア各地を出発してから那覇空港経由で10時間以内にアジア目的地に貨物が到着できるしくみが構築できた。日本が誇る高品質な製品・部品や高級農産物も,高い成長が見込まれているアジア市場に広く輸出できる。沖縄では臨空・臨港型の両面から国際物流拠点整備が進められており,国際企業にとってもカントリーリスクのない沖縄立地が戦略的な選択肢の一つとなろう。