抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ISOに準じてJISでもFRP成形法ごとの試験板の作り方について規定している。本稿では作成した試験板の状態を評価する方法として,繊維含有率及び空洞率の評価方法について解説する。JIS K7052はガラス繊維強化プラスチック(GFRP)のガラス繊維及び無機充填剤の質量含有率を無機充填剤有無の2つの場合において焼成法によって求める方法を規定した。JIS K7053はGFRPの空洞率を求める一般的な強熱減量による方法に追加して,気泡を破壊する方法と気泡を数える方法を規定した。一方,JIS K7055は炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の繊維含有率及び空洞率求める方法を規定したものである。樹脂,炭素繊維及びCFRPの密度とCFRP中の炭素繊維の質量から繊維含有率及び空洞率を計算によって求める方法である。この規格はCFRP中の炭素繊維の質量の測定法として燃焼法,硝酸分解法及び硫酸分解法の3つの試験方法を規定している。