抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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亜熱帯に属する台湾では,日本品種のナシ栽培が,1970年代後半の寄接ぎ栽培の確立により海抜高度の低い地域でも可能になった。ナシ穂木の供給地としての日本との関係を踏まえて,台湾における寄接ぎナシ栽培の発展過程,生産地域の対応および農産物貿易について報告した。最初に,商業的寄接ぎナシ栽培の確立・展開,穂木の需要および日本からのナシ穂木の輸入,貿易からみた寄接ぎナシ栽培について述べた。次いで,主要産地である台中県東勢鎮における,寄接ぎナシ栽培における土地利用の変化,栽培農家の経営状況,販路と販売形態および経営の事例を記した。最後に,寄接ぎナシ生産地域の存立と課題について考察を加えた。