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J-GLOBAL ID:201202221809841646   整理番号:12A0274860

植物非生物的ストレス応答におけるNAC転写因子

NAC transcription factors in plant abiotic stress responses
著者 (5件):
資料名:
巻: 1819  号:ページ: 97-103  発行年: 2012年02月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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干ばつや高塩分などの非生物的ストレスは農作物を含む植物の成長及び生産性に悪影響を及ぼす。ストレス耐性農作物の開発はその様なストレスを受け易い地域における近代農業にとって非常に好都合である。ここ近年,非生物的ストレスに耐性のある植物を増加させ得るストレス関連遺伝子の同定に対しいくつかの進展があった。NAC蛋白質は植物に特異な転写因子で,今までArabidopsis及びイネで100以上の遺伝子が同定された。系統樹解析で,6つの主な群が少なくても古代コケ系統で既に確立されていることが示された。NAC転写因子は植物発生だけでなく非生物的ストレス応答においても多くの重要な機能を持つ。ストレス誘導NAC遺伝子は非生物的ストレス耐性に関与することが示された。ストレス応答NAC(SNAC)遺伝子を発現する組換えArabidopsis及びイネは干ばつ耐性が改善した。これらの研究から,SNAC因子は非生物的ストレス耐性の制御に重要な役割りを果たし,それらの過剰発現は生物工学的手法によりストレス耐性を改善できることが示された。これらの転写因子は同じ中心NAC認識配列と結合できるが,成長に対するNAC因子の効果は異なることが最近の研究で示された。更に,NAC蛋白質はホモ又はヘテロ二量体として機能する能力がある。そして,SNAC因子は遺伝子組み換え植物においてストレス耐性を改善するために効果的であるが,しかし相同因子のストレス耐性を仲介する機構は植物において複雑である。最近の研究はまた,ストレス応答と植物成長の間にクロストークが存在することを示唆した。本論文は特集標題:非生物的ストレス応答における植物遺伝子調節,の一環である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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生物学的機能  ,  植物の生化学 
タイトルに関連する用語 (4件):
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