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J-GLOBAL ID:201202221879685765   整理番号:12A1444855

蛋白質送達のためのpH感受性の正電荷重合体ミセルの使用

The use of pH-sensitive positively charged polymeric micelles for protein delivery
著者 (16件):
資料名:
巻: 33  号: 35  ページ: 9157-9164  発行年: 2012年12月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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本検討では,ナノサイズの蛋白質カプセル化重合体ミセルを,モデル蛋白質としてのヒト血清アルブミン(HSA)とピペリジンとイミダゾール環を有する分解性ブロック共重合体メトキシポリ(エチレングリコール)-ポリ(β-アミノエステル)(PEG-PAE)の自己集合により調製した。ゼータ電位測定から,蛋白質カプセル化重合体ミセルは,pHが7.8から6.2に低下した場合に中性から正へのpH同調性電荷変換を示した。pH調整可能な正電荷重合体ミセルは蛋白質送達効率を高め,同時に,癌組織や虚血などのpH刺激組織を標的とする可能性があることが想定された。pH依存性の粒径と散乱強度も測定し,50~70nmの粒径を示した。その結果,円偏光二色性(CD)分光法では,アルブミンの二次構造はpHの変化プロセス中に影響を受けないことが確認された。重合体ミセルのin vitro細胞毒性をMDA-MB-435細胞株で評価し,ポリマー濃度が200μg/mL未満である場合は明らかな毒性は認められなかった。生体内酸性組織中への蛋白質送達のための手段としてのこのpH調整可能な正電荷重合体ミセルの能力を評価するために,著者らは病的状態に起因する酸性組織を作り出した脳虚血の疾患ラットモデルを使用した。ラットにCy5.5標識アルブミンカプセル化重合体ミセルを静脈内注射した。著者らは脳虚血領域の蛍光信号の漸増を発見し,pH調整正電荷蛋白質カプセル化重合体ミセルは酸性環境の標的と画像診断に対して有効である可能性があることを示した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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