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J-GLOBAL ID:201202221982985360   整理番号:12A0067810

トウヒキシラン由来の柔軟な酸素障壁フィルム

Flexible oxygen barrier films from spruce xylan
著者 (10件):
資料名:
巻: 87  号:ページ: 2381-2387  発行年: 2012年03月01日 
JST資料番号: E0961A  ISSN: 0144-8617  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ノルウェートウヒからアラビノグルクロノキシランを抽出し,水溶液から成型してフィルムを調製した。糖分析およびNMRから,トウヒキシランはそれぞれ1:2:11の比のアラビノース,4-O-メチル-グルクロン酸およびキシロースから成ることを確認した。NOE解析によりキシロース主骨格上のO2で4-O-メチル-α-D-GlcpAおよびO3でα-L-Arafの置換を明らかにした。またNOE交差-ピークは二個の置換の間にある主骨格上に少なくとも一個の非置換キシロースがあることも示した。側鎖の分布がランダムかブロック状態にあるかどうかは分からない。試料の平均分子量は排除体積クロマトグラフィーにより測定し12,780g/molであるとした。アラビノグルクロノキシランを成型して透明で柔軟な,平均破断時応力55MPa,破断時変形2.7%およびYoung率2735MPaのフィルムを得た。広角X線散乱解析からアラビノグルクロノキシランフィルムは全体的に無定形であることを明らかにした。可塑剤としてのソルビトールの添加は低強度であるがより柔軟なフィルムとなった(破断時変形5%)。ソルビトールの識別可能な相での結晶化に対応するX線においては結晶性ピークが見られた。動的機械分析によりアラビノグルクロノキシランフィルムは相対湿度(80%RH)で軟化し始め,可塑化フィルム(60%RH)に比べて遅いことを明らかにした。フィルムは酸素透過性が低く,したがって食品包装用途に可能性がある。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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