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J-GLOBAL ID：201202222011534910   整理番号：12A0536335

定点理論による二自由度系を対象とした動吸振器の設計(第1報,同一の質量と剛性を持つ二自由度系の場合)

Design of Dynamic Absorber for Two DOF System by Fixed Points Theory (1st Report: Case of Two DOF System with Identical Mass and Stiffness)

著者 (2件)： 田村晋司 (島根大 総合理工) ,  塩谷友康 (島根大 総合理工)
資料名： 日本機械学会論文集 C編(Web)  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series C (Web))
巻： 78  号： 786  ページ： 372-381 (WEB ONLY)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0184A  ISSN： 1884-8354  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 無減衰二自由度振動系の外力が加わる質量に動吸振器を一つ取り付けた場合について,二つのモードの同時制振に対する定点理論を検討した。二つの定点で応答が同位相となる場合に対して,定点振幅を等しくする動吸振器の固有振動数比と定点振動数,および定点で極値を取る動吸振器の減衰比が解析的に得られ,この二つの定点の減衰比の相乗平均が動吸振器としてほぼ最適であることが分かった。得られた理論解は定点で応答が逆位相となる場合の数値計算結果と制振性能にほとんど差が無く,同位相の場合のみで十分実用的であることが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： アクティブ制御 ,  制振構造 ,  緩衝器 ,  応答関数 ,  周波数応答 ,  連成振動 ,  一自由度振動系 ,  *二自由度振動系 ,  定式化 ,  同時性 ,  減衰定数 ,  解析的解法 ,  強制振動
準シソーラス用語： *ダンパ ,  *定点理論

分類 (2件)： 振動論  (BB02020O) ,  緩衝器,ばね  (QB01110U)

引用文献 (6件)：

• (1) Den Hartog, J. P., Mechanical Vibrations, 4th edition, (1956), McGraw-Hill, New York.
• (2) Asami, T., Nishihara, O., and Baz, A. M., ”Analytical solutions to H_∞ and H₂ optimization”, Transactions of ASME, Journal of Vibration and Acoustics, Vol. 124 (2002), pp. 284-295.
• (3) Asami, T. and Nishihara, O., ”Closed-form exact solution to H_∞ optimization of dynamic vibration absorbers (application to different transfer functions and damping systems)”, Transactions of ASME, Journal of Vibration and Acoustics, Vol. 125 (2003), pp. 398-405.
• (4) 背戸一登, 動吸振器とその応用, (2010), コロナ社.
• (5) 田村晋司, 酒井孝真, ”動吸振器を用いた2自由度系の振動抑制に関する研究”, 日本機械学会講演論文集, Vol. 10, No. 8, (2010), p. 283.

タイトルに関連する用語 (5件)： 定点理論 ,  動吸振器 ,  設計 ,  質量 ,  剛性