抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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多層充填床電気化学的反応装置(PBER)手法を,一連の黄鉄鉱,シリカ,Auおよび続いてX=黄銅鉱,閃亜鉛鉱,および輝銅鉱からなる合成多重鉱物系からの結合およびフリー(シリカ捕捉)金の浸出挙動を調べるために用いた。このPBERは,電気化学的に孤立した三つの層||黄鉄鉱||X||シリカ||と二つの層||黄鉄鉱+X||シリカ||系に配備された,篩分けした硫化物鉱物(黄鉄鉱,X),金およびシリカの粉末が充填された。各三層および二層PBERシステムに金の連続的導入が,結合およびフリー金の浸出におけるAu-黄鉄鉱,Au-Xおよび黄鉄鉱-X二元およびAu-黄鉄鉱-X三元ガルバニック相互作用の役割を明瞭にした。最高の金回収を黄鉄鉱層内で達成し,一方,最低はシリカ層中であった。||黄鉄鉱||輝銅鉱||シリカ||系に対して,フリーシアン化物の欠乏と表面不動態化が金浸出を強く抑制した。混合||硫化物||シリカ||系において実施したシアン化実験が,Au-硫化物ガルバニック相互作用の効果は相間での鉱物学的結合に大きく依存することを示した。このPBER中での結合鉱物の間のガルバニック効果の存在を,電気化学的および化学的スペシエーション調査と結びつけることで確認した。黄鉄鉱-Au面積比を増加させることが,酸素還元についての増加したカソード面積の結果として金浸出を増加させた。しかしながら,多重因子ガルバニック接触が可能な混合多重鉱物系からの金の浸出は,結合硫化物鉱物間の相対面積比によってほぼ律速される。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.