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J-GLOBAL ID：201202222239352111   整理番号：12A1571375

グルコースからのパッチ状グラフェン単分子層合成

Synthesis of Monolayer-Patched Graphene from Glucose

著者 (4件)： LI Xin-Hao (Max-Planck-Inst. Kolloid- und Grenzflaechenforschung, Postdam, DEU) ,  KURASCH Simon (Univ. Ulm, Ulm, DEU) ,  KAISER Ute (Univ. Ulm, Ulm, DEU) ,  ANTONIETTI Markus (Max-Planck-Inst. Kolloid- und Grenzflaechenforschung, Postdam, DEU)
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 51  号： 38  ページ： 9689-9692  発行年： 2012年 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 触媒も溶媒も必要とせず,炭素源としてのグルコース固体に犠牲的テンプレートとして作用するジシアノジアミド(DCDA)を加えた固体混合物を窒素雰囲気中,600°Cと>750°Cの二段階加熱することにより自立型グラフェン(収率28~60%)を得た。最初の加熱でDCDAの熱縮合で層状窒化炭素(g-C₃N₄)テンプレートが形成され,その上にドナー-アクセプタ相互作用によって芳香族炭素が積層した。その厚さはグルコースとDCDAの相対量によって調節できた。これを,さらに高温(>750°C)で加熱するとg-C₃N₄テンプレートは完全に熱分解され,大きさが2~15nmの多数のパッチ状ナノドメインからなるグラフェン構造が形成されることを示した。この方法で得られる炭素アセンブリーは高電導性で比表面積は大きく,予想外に溶液処理がしやすいことが分かった。

シソーラス用語： *炭素材 ,  *熱分解 ,  導電性 ,  *ナノ構造 ,  *固相合成 ,  電気伝導率 ,  Ramanスペクトル ,  X線光電子スペクトル ,  電子顕微鏡観察 ,  ヘキソース ,  アルドース ,  シアナミド ,  *グラフェン

分類 (2件)： 分解反応  (CF02080P) ,  炭素とその化合物  (YB02060D)

物質索引 (2件)： グルコース ,  ジシアノジアミド

タイトルに関連する用語 (4件)： グルコース ,  パッチ ,  グラフェン ,  単分子層