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J-GLOBAL ID：201202222524781891   整理番号：12A0797618

北海道石狩低地帯江別地域におけるモモジロコウモリおよびドーベントンコウモリのねぐら移動

Movement between Roosts of Myotis macrodactylus and M. petax in and around Ebetsu, Northern Japan

著者 (7件)： 村野紀雄 (酪農学園大 環境システム) ,  近藤憲久 (根室市歴史と自然の資料館) ,  小島瑛介 ,  宮木雅美 (酪農学園大 環境システム) ,  芹澤裕二 (野生生物総合研究所) ,  沖山茂 (南大東村役場) ,  讃井祥平 (日本パーカーライジング)
資料名： 酪農学園大学紀要 自然科学編(Web)  (Journal of Rakuno Gakuen University. Natural Science (Web))
巻： 36  号： 2  ページ： 377-391 (WEB ONLY)  発行年： 2012年04月 
JST資料番号： U0233A  ISSN： 2187-0500  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 石狩川流域の江別地区において,2004年~2010年にモモジロコウモリとドーベントンコウモリの調査を行い,石狩川支流河川合流地周辺の下水道,カルバート,樋門,橋梁が夏期のねぐらとして利用されていることを明らかにした。ねぐらは,出産保育ないしは避難休息ために利用されており,出産保育ねぐらでは,最大およそ1,200頭の集団が観察された。再捕獲されたこの2種のコウモリは,85%が最初の捕獲地から5km以内での捕獲であったことから,両種の行動圏は比較的狭いものと示唆されたが,両種の間に統計的有意差は認められなかった。また,両種とも,移動距離はオスよりメスの方が長かった。石狩川に多くの河川の合流する江別地域は,モモジロコウモリとドーベントンコウモリの大きな生息拠点であり,ねぐらとしての人工構造物,特に都市の下水道は重要である。(著者抄録)

シソーラス用語： 北海道 ,  *コウモリ ,  *生息場所 ,  性差 ,  動物行動 ,  下水道 ,  距離
準シソーラス用語： ドーベントンコウモリ ,  モモジロコウモリ ,  江別 ,  行動圏 ,  *寝ぐら ,  移動距離

分類 (1件)： 個生態学  (EE03020H)

タイトルに関連する用語 (7件)： 北海道 ,  石狩低地帯 ,  江別 ,  地域 ,  モモジロコウモリ ,  ドーベントンコウモリ ,  ねぐら