文献
J-GLOBAL ID:201202222586316109   整理番号:12A1194350

てんかん:熱性けいれん後の興奮性GABA入力が異所性顆粒細胞と成体期てんかんを引き起こす

GABAergic excitation after febrile seizures induces ectopic granule cells and adult epilepsy
著者 (8件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 1271-1278  発行年: 2012年08月 
JST資料番号: W0636A  ISSN: 1078-8956  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
側頭葉てんかん(TLE)は歯状回での顆粒細胞の異常局在を伴う。本論文では,複雑型熱性けいれん(成体期におけるTLE発症に関与すると考えられている)のラットモデルを用いて,新生児期に生じた顆粒細胞の異常移動が,成体期まで持続する異所性顆粒細胞の出現を引き起こすことを報告する。熱性けいれんは,新生児期に生じた顆粒細胞でのGABAA受容体(GABAA-R)の発現上昇を引き起こし,また,興奮性GABAA受容体の過剰活性化は顆粒細胞の移動方向の逆転を引き起こした。この異常移動は,GABAの興奮作用を調節するNa+K+2Cl-共輸送体(NKCC1)をRNAiによりノックダウンすることで阻止された。また,熱性けいれん後にブメタニドによりNKCC1を抑制すると,異所性顆粒細胞の出現,辺縁系けいれん発作の感受性上昇およびてんかん発症が阻止された。したがって,この研究は,興奮性GABAA受容体シグナル伝達のこれまでには明らかになっていなかった病因的役割を明らかにしており,さらに,NKCC1の抑制が熱性けいれん後の異所性顆粒細胞の出現およびてんかん発症を防御する新規治療法となる可能性を示している。Copyright Nature Publishing Group 2012
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
神経の基礎医学  ,  生物学的機能  ,  細胞膜の輸送 

前のページに戻る