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J-GLOBAL ID:201202222592291320   整理番号:12A1143137

ロシア北東部,エリギギトギン湖から280万年間の北極域の気候変動

2.8 Million Years of Arctic Climate Change from Lake El’gygytgyn, NE Russia
著者 (19件):
資料名:
巻: 337  号: 6092  ページ: 315-320  発行年: 2012年07月20日 
JST資料番号: E0078A  ISSN: 0036-8075  CODEN: SCIEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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318mコア試料の層相・化学組成・帯磁率・花粉データから,気候変化史を明らかにした。年代は古地磁気層序と堆積物指標の変動を海洋酸素同位体変動などと同期させて決定した。全層を通し,岩相の異なるA・B・C相の繰り返しが認められる。A相は粗粒岩片を一部に含むラミナの発達した細粒層で,年間を通し湖が氷に覆われた氷期最盛期のものである。最古のA相は260.2~259.8万年前で,鮮新世/更新世境界の寒冷化にあたる。B相は塊状ないし微かな層を示すシルトで,更新統の約80%を占め,現表層堆積物も含む,氷期-間氷期の多様な環境下の堆積を示す。C相は明瞭なラミナを持つシルト質堆積物で,酸化的だが生物擾乱の無い湖底環境で,生物生産が高かった。MIS11cからMIS93の8ステージで認められ,極域の「超間氷期」と考えられる。MIS11c・31はMIS1・5eより,最温暖気温が4~5°C高く,年間降水量が約300mm多かった。軌道要素と温室効果ガスを考慮した全球気候モデルによるグリーンランド氷床縮小のみでは説明できない。西南極氷床縮小に関連した南北両半球間の気候応答によると考えられる。
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