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J-GLOBAL ID:201202222711755756   整理番号:12A0957960

抑制性受容体はANGPTLに結合し,血液幹細胞および白血病進展を援助する

Inhibitory receptors bind ANGPTLs and support blood stem cells and leukaemia development
著者 (18件):
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巻: 485  号: 7400  ページ: 656-660  発行年: 2012年05月31日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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環境からの合図が細胞表面の受容体を介して成体幹細胞やがん細胞の活性を調節する仕組みはほとんど解明されていない。アンギオポエチン様タンパク質(ANGPTL)は,7つの分泌型糖タンパク質からなるファミリーで,in vitroおよびin vivoで造血幹細胞(HSC)の活性を援助することが知られている。ANGPTLはまた,脂質代謝,血管新生および炎症においても重要な役割を担っているが,受容体が同定されていないために「オーファンリガンド」とされていた。本論文では,免疫抑制性受容体であるヒトのLILRB2(leukocyte immunoglobulin-like receptor B2)とそのマウスのオーソログであるPIRB(paired immunoglobulin-like receptor)がいくつかのANGPTLの受容体であることを示す。LILRB2およびPIRBはそれぞれ,ヒトおよびマウスのHSCで発現しており,これらの受容体へのANGPTLの結合は,ex vivoでのHSCの増殖を援助した。マウスの急性骨髄性白血病モデルでは,PIRBの細胞内シグナル伝達の欠損によって白血病細胞の分化が増進したことから,PIRBが白血病の進展を援助することが明らかになった。我々の研究は,古典的な免疫抑制性受容体が,正常成体幹細胞の幹細胞性の維持やがんの進展の援助に,予想外の重要な役割を持つことを示している。Copyright Nature Publishing Group 2012
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞膜の受容体  ,  造血系 

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