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J-GLOBAL ID:201202222724132561   整理番号:12A0868523

砂壌土からのN2O及びCO2放出に及ぼすバイオチャー添加の影響-土壌通気の役割

The effect of biochar addition on N2O and CO2 emissions from a sandy loam soil - The role of soil aeration
著者 (5件):
資料名:
巻: 51  ページ: 125-134  発行年: 2012年08月 
JST資料番号: D0628A  ISSN: 0038-0717  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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土壌に対するバイオチャー適用は,難分解性炭素含量及び土壌温室効果ガス(例えば亜酸化窒素(N2O))の排出抑制効果の観察から気候変動緩和戦略として有意な潜在性を有している。バイオチャー土壌修正後の土壌通気の増加はこの抑制の一因の可能性がある。ススキ属X.giganteus人工林の土壌コアは,2%の乾燥土壌の比率で広葉樹バイオチャーを用いて修正した。コアは3つの異なる温度で126日間培養し,圃場湿度を維持して,半分は周期的湿潤事象に供した。累積的N2O生産は,10及び16 °Cで湿潤し48時間以内にバイオチャー修正を行うと,少なくとも49%が一貫して抑制された。本研究は,広葉樹バイオチャーが4か月にわたる様々な圃場関連温度で湿潤した後の土壌N2O放出を抑制したとの結論を得た。本研究は,これは土壌の保水性(WHC)を増やすことで比較的高い水分含量でバイオチャーが土壌通気を増加させることによると仮定した。しかし,この仮説は否定された。本研究は,5%及び10%のバイオチャー修正が土壌WHCを増加させることが分かった。また,10%のバイオチャー修正が土壌のバルク密度を低下させた。乾燥土重量の0-10 %を添加したバイオチャーを用い,そして均一87%WHCに湿潤して密封培養を実行した。湿潤して60時間以内の累積的なN2O生産は,1,2,5及び10%のバイオチャー処理がバイオチャーフリーの対照よりそれぞれ19, 19, 73及び98%低かった。本研究は,高レベルのバイオチャー修正は土壌物理特性を変化させるが,バイオチャー取込みによる土壌通気の増加は砂壌土からのN2O 放出抑制に対して最小限の関与に留まると結論付けた。本研究は,バイオチャー添加後の土壌中のNO3-の微生物による固定化又は物理的固定化は土壌N2O 放出抑制の有意な一因であることを示唆する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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施肥法・肥効  ,  土壌化学 

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