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J-GLOBAL ID:201202222985528080   整理番号:12A0334506

ビタミンEはMIF阻害因子である

Vitamin E is a MIF Inhibitor
著者 (6件):
資料名:
巻: 418  号:ページ: 384-389  発行年: 2012年02月10日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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マクロファージ移動阻害因子(MIF)は炎症性痛覚過敏や神経因性疼痛の発病に寄与することが知られている。先行研究はビタミンE処理が齧歯類において痛覚過敏の減弱や神経因性疼痛の減少に関連することを示している。これらの観察を鑑み,我々はビタミンEがMIF阻害因子である可能性を調べた。ドーパクロムトートメラーゼ分析はビタミンEが用量依存的に精製ヒト組換えMIF(rhMIF)の酵素活性を阻害することを明らかにした(3,10,30そして100μMにおいて,それぞれ45%,74%,92%そして100%阻害)。無細胞ELISAに基づく分析はビタミンEがrhMIFに結合し,その認識を阻止することを示した(100μMで48%阻害)。円偏光二色性研究はビタミンEがrhMIFに強い親和性を持つことを示した(結合定数は19.52±1.4μM)。in silico研究はビタミンEが,MIFとの強いファンデルワールス相互作用を示すビタミンEの長い脂肪族鎖によりMIFの活性部位に良く結合することを立証した。最も重要なことに,ヒト細胞に基づく分析は,ビタミンEが用量依存的に炎症促進性サイトカインのrhMIFが誘導する産生を有意に阻害することを明らかにした(10,30および100μMでそれぞれIL-6産生の77%,80%および96%阻害)。併せて,これらの結果はビタミンEがMIFの酵素活性だけでなく,より重要なことにMIFの生物機能を阻害することを立証する。我々の発見はビタミンEがMIF活性を少なくとも部分的に阻害することにより,痛覚過敏を減弱し神経因性疼痛を減ずるかもしれないことを示唆する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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ビタミンE  ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患一般 
タイトルに関連する用語 (3件):
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