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J-GLOBAL ID：201202223099285270   整理番号：12A1635985

指定外着色料アゾルビンが検出されたリキュールの違法性について

著者 (3件)： 塚嵜大輔 (東京都港区みなと保健所) ,  橘津義 (東京都港区みなと保健所) ,  菅根克己 (東京都港区みなと保健所)
資料名： 食品衛生研究  (Food Sanitation Research)
巻： 62  号： 11  ページ： 53-58  発行年： 2012年11月05日 
JST資料番号： F0522A  ISSN： 0559-8974  CODEN： SHEKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 輸入業者A社が輸入したフランス産リキュールについて収去検査により指定外着色料のアゾルビン(以下AZO)が検出されたため,所管の保健所による分析およびA社による現地調査や自社研究機関による分析などが行われた。その結果,1)現地製造所においてはAZOの使用実績や混入の可能性がないこと,2)AZOスタンダードと同様の分析で示された赤色スポットは,原料酒成分由来のアントラアザキノン配糖体と工程で使用された食用赤色102号中の不純物が重なったものである,3)含まれるAZOはごく微量で着色の機能がない,などの理由から,本件は食品衛生法違反と認定しないと判断された。

シソーラス用語： *着色剤 ,  食用着色料 ,  *食品検査 ,  保健所 ,  *リキュール ,  フランス共和国 ,  配糖体 ,  現地調査 ,  不純物 ,  *法規 ,  スルホン酸 ,  アゾ化合物 ,  フェノール類 ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： *食品衛生法

分類 (4件)： 食品の分析  (FJ01030U) ,  食品添加剤  (FJ10020H) ,  酒類一般  (FK04021Y) ,  食品の検査・取締り  (FJ01054G)

物質索引 (2件)： アゾルビン ,  食用赤色102号

引用文献 (6件)：

• 1)厚生労働省監修: 食品衛生検査指針, 食品添加物編, pp. 169-199 (2003)
• 2)L.Ömür Demirezer: Phytochemistry, 58, 1213-1217 (2001)
• 3)Guangsheng QIAN: Chem. Pharm. Bull., 54(8), 1179-1186 (2006)
• 4)YIZHONG CAI: J. Agric. Food. Chem., 52,7884-7890 (2004)
• 5)山田真記子ら: 日本食品化学学会誌, Vol. 4(2), 107-113 (1997)

タイトルに関連する用語 (3件)： 着色料 ,  アゾルビン ,  リキュール