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J-GLOBAL ID：201202223134231242   整理番号：12A0706265

「非両親媒性」プロトン性イオン液体の表面構造

Surface structure of a “non-amphiphilic” protic ionic liquid

著者 (10件)： WAKEHAM Deborah (Univ. Newcastle, NSW, AUS) ,  NIGA Petru (Royal Inst. Technol., Stockholm, SWE) ,  RIDINGS Christiaan (Flinders Univ., SA, AUS) ,  ANDERSSON Gunther (Flinders Univ., SA, AUS) ,  NELSON Andrew (Australian Nuclear Sci. and Technol., NSW, AUS) ,  WARR Gregory G. (Univ. Sydney, NSW, AUS) ,  BALDELLI Steven (Univ. Houston, Texas, USA) ,  RUTLAND Mark W. (Royal Inst. Technol., Stockholm, SWE) ,  RUTLAND Mark W. (Inst. Surface Chemistry, Stockholm, SWE) ,  ATKIN Rob (Univ. Newcastle, NSW, AUS)
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 14  号： 15  ページ： 5106-5114  発行年： 2012年04月21日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： エタノールアミンに70%硝酸水溶液を滴下し,10°C以下で激しく攪拌後,ロータリーエバポレータで脱水し,窒素雰囲気下で110°C12時間熱処理して,硝酸エタノールアンモニウム(EtAN)を得た。このEtANに水(<0.006%)以外の不純物は含まれていないことを確認した後,X線反射率測定(XRR),振動和周波数分光法(VSFS),衝撃衝突イオン散乱分光法(NICISSに)より,EtAN/空気界面のナノ構造を調べた。XRRの結果から,表面にはEtANのクラスタが形成しており,電子密度は表面ではゼロで内部に入るに従い増加し,表面から約11Åでバルクの値に一致することが分かった。また,NICISSの結果から,表面には-CH2-基が-NH3⁺,-OHやNO^3-に比べ多く存在し,-NH3⁺,-OHの極性基はNO^3-と共に,-CH2-にコートされた形で,EtAN表面凝集体の内部に閉じ込められていることが示唆された。さらに,VSFSによる,表面-CH2-基の振動方向の測定結果から,-CH2-は表面に対して垂直に配向していることが明らかになった。

シソーラス用語： イオン散乱分光法 ,  *イオン液体 ,  *表面構造 ,  和周波数発生 ,  振動 ,  スペクトロスコピー ,  *気液界面 ,  ナノ構造 ,  *クラスタ形成 ,  電子密度 ,  メチレン基 ,  アミノ基 ,  アミノアルコール ,  脂肪族アミン ,  脂肪族アルコール ,  硝酸塩 ,  ヒドロキシ基
準シソーラス用語： ヒドロキシル基 ,  X線反射率法 ,  エタノールアミン類 ,  衝撃衝突イオン散乱分光法 ,  振動和周波数分光法

分類 (3件)： 液-気界面  (CB12020U) ,  液体構造一般  (BK02010E) ,  物理的手法を用いた吸着の研究  (CB12043P)

タイトルに関連する用語 (4件)： 両親媒性 ,  プロトン ,  イオン液体 ,  表面構造