文献

J-GLOBAL ID：201202223231608008   整理番号：12A1520295

HepG2細胞の澱粉消化と血糖降下作用に及ぼすCitrusフラボノイドの阻害効果

Inhibitory Effects of Citrus Flavonoids on Starch Digestion and Antihyperglycemic Effects in HepG2 Cells

著者 (3件)： SHEN Wei (East China Univ. Sci. and Technol., Shanghai, CHN) ,  XU Ying (East China Univ. Sci. and Technol., Shanghai, CHN) ,  LU Yan-Hua (East China Univ. Sci. and Technol., Shanghai, CHN)
資料名： Journal of Agricultural and Food Chemistry  (Journal of Agricultural and Food Chemistry)
巻： 60  号： 38  ページ： 9609-9619  発行年： 2012年09月26日 
JST資料番号： C0251A  ISSN： 0021-8561  CODEN： JAFCAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,HepG2細胞のアミラーゼ促進澱粉消化,主要な消化酵素活性,ブドウ糖利用に及ぼす4つのCitrusフラボノイドの影響について調査した。その結果,全てのCitrusフラボノイドが,アミラーゼ促進澱粉消化を阻害することが分かり,4つのフラボノイドの中のナリンギンとネオヘスペリジンがアミロース消化を,ヘスペリジンとノビレチンがアミロースとアミロペクチン消化の阻害を担っていた。これらのフラボノイドは消化酵素に対して阻害活性が弱く,グルコース消費,グリコーゲン濃度およびグルコキナーゼ活性を上昇させたが,グルコース-6-ホスファターゼ活性を著しく縮減した。これはCitrusフラボノイドが部分的に澱粉と結合することにより,高血糖の進行を妨げ,肝臓の解糖とグリコーゲン濃度を増加させて,肝臓でのグルコース生成を下げていることを示していた。

シソーラス用語： HepG2細胞 ,  澱粉 ,  消化 ,  血糖降下作用 ,  ミカン属 ,  *フラボノイド ,  作用 ,  抑制 ,  機能性食品 ,  複合体 ,  アミラーゼ ,  作用機序 ,  生物的防除 ,  阻害 ,  反応機構
準シソーラス用語： 抑制効果

分類 (3件)： 植物の生化学  (EH01050J) ,  代謝異常・栄養性疾患一般  (GD05010J) ,  基礎腫よう学一般  (GE02010R)

タイトルに関連する用語 (7件)： HepG2細胞 ,  澱粉 ,  消化 ,  血糖降下作用 ,  Citrus ,  フラボノイド ,  阻害効果