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J-GLOBAL ID：201202223243491254   整理番号：12A0424008

アリール炭化水素受容体(AhR)ノックアウトマウスの膀胱における尿酸石

Uric acid stones in the urinary bladder of aryl hydrocarbon receptor (AhR) knockout mice

著者 (7件)： BUTLER Ryan (Univ. Houston, TX) ,  INZUNZA Jose (Karolinska Inst., Stockholm, SWE) ,  SUZUKI Hitoshi (Univ. Houston, TX) ,  FUJII-KURIYAMA Yoshiaki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  WARNER Margaret (Univ. Houston, TX) ,  GUSTAFSSON Jan-Ake (Univ. Houston, TX) ,  GUSTAFSSON Jan-Ake (Karolinska Inst., Stockholm, SWE)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 4  ページ： 1122-1126  発行年： 2012年01月24日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Fujii-Kuriyama研究室で発生したアリール炭化水素受容体(AhR)ノックアウトマウスを大きな黄色石の膀胱の存在のために数年間調査した。石は尿酸からなり,10週齢で膀胱内で明らかとなった。マウスが6月齢までに,通常直径3-4mmの2ないし3個の石となった。血清中の尿酸塩濃度は正常だったが,尿中では40-50mg/dLで野生型腹仔よりも10倍高かった。腎臓や関節に目立った組織病理像はなく,プリン除去酵素レベルは正常だった。従って,尿酸源は膀胱自身の細胞の高ターンオーバーによる核酸分解によると判定された。膀胱は線維化し,膀胱上皮の内腔は好酸性顆粒で満たされていた。幾つかの上皮細胞間にはE-カドヘリンが消失し,拡大した亜粘膜領域が免疫細胞および浸潤性上皮細胞で満たされていた。AhRの不在により,解毒酵素が消失し,膀胱内に非抱合性の細胞毒素や発癌原が蓄積し,膀胱毒素の存在がアポトーシスや炎症の増加を生むと同時に,老齢マウスにおける膀胱内の上皮細胞侵入を生じるとの仮説を設定した。

シソーラス用語： *尿結石 ,  *Ah受容体 ,  ノックアウトマウス ,  膀胱 ,  上皮 ,  上皮細胞 ,  表現型 ,  E-カドヘリン ,  窒素複素環化合物 ,  ウレア化合物 ,  ヒドロキシ化合物
準シソーラス用語： *アリール炭化水素受容体 ,  膀胱上皮

分類 (1件)： 泌尿排出系一般  (EJ09010B)

物質索引 (1件)： 尿酸

タイトルに関連する用語 (5件)： アリール炭化水素受容体 ,  AhR ,  ノックアウトマウス ,  膀胱 ,  尿酸