抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平成23年3月11日,マグニチュード9を記録する三陸海岸沖で発生した東北地方太平洋沖地震は,東北地方三陸沿岸部・内陸部,関東地方沿岸部を主として甚大な被害をもたらした。政府より航海訓練所の練習船銀河丸,海王丸に派遣要請があり,銀河丸は,3月19日に東京港を出港し,3月20日に岩手県宮古港に着岸した。同日より被災地への物資輸送,現地の被災者に対する救援活動を開始した。銀河丸の被災地における救援活動は,3月20日から3日間に渡って実施された。海王丸は,3月20日東京港を出港し,3月21日に福島県いわき市小名浜港に着岸した。海王丸の同被災地における救援活動は,3月21日から7日間に亘って実施された。航海訓練所の練習船は,船舶の運航設備,運航要員を有するほか,航海訓練の業務が,多人数の実習生を受入れて長期間に渡る航海訓練となるため船内生活の施設,設備及び糧食の保管倉庫が整備されている。このため,多人数を対象とした供食が可能な施設と事務部職員が配乗されているとともに,医療・保健衛生のサポートが可能となる看護長が配置される体制が常時整えられている。