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J-GLOBAL ID：201202223419272759   整理番号：12A0741447

官能化ビニル単量体の合成に向けてのチオール(SH)およびセレノール(SeH)基の触媒的適応認識

Catalytic Adaptive Recognition of Thiol (SH) and Selenol (SeH) Groups Toward Synthesis of Functionalized Vinyl Monomers

著者 (7件)： ANANIKOV Valentine P. (Zelinsky Inst. of Organic Chemistry, Russian Acad. of Sci., Moscow, RUS) ,  ORLOV Nikolay V. (Zelinsky Inst. of Organic Chemistry, Russian Acad. of Sci., Moscow, RUS) ,  ZALESSKIY Sergey S. (Zelinsky Inst. of Organic Chemistry, Russian Acad. of Sci., Moscow, RUS) ,  BELETSKAYA Irina P. (Lomonosov Moscow State Univ., Moscow, RUS) ,  KHRUSTALEV Victor N. (Nesmeyanov Inst. of Organoelement Compounds, Russian Acad. of Sci., Moscow, RUS) ,  MOROKUMA Keiji (Emory Univ., Georgia, USA) ,  MUSAEV Djamaladdin G. (Emory Univ., Georgia, USA)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 134  号： 15  ページ： 6637-6649  発行年： 2012年04月18日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 官能基ドナーとしての硫黄およびセレン化合物の混合物から,官能化ビニル単量体CH₂=C(R)(FG)(FG=SまたはSe)を得る方法を開発した。カルコゲン試薬(RZH,Z=SおよびSe)とアルキン(2-メチル-3-ブチン-2-オール)の混合物に触媒量のPd(OAc)₂を添加することで発生した触媒系は,混合物中のSH/SeH基を選択的に認識するめざましい能力を持ち,アルキン(HC≡CR)との無駄がない原子経済的な反応で,それらを有用な有機生成物中に選択的に組み込んだ。触媒活性部位の生成および触媒反応機構を実験および理論的研究の組み合わせで究明し,金属に結合したμ1-およびμ2-型カルコゲン原子をあきらかにし,またそれらがパラジウム触媒活性でキー的役割をすることを明らかにした。動的に変化する反応混合物の挑戦的問題を解決する方法を,触媒の適応調節を使用して実証した。適応調整効果の起源を分子レベルで検討し,それが金属-カルコゲン結合の性質により支配されていることを見いだした。

シソーラス用語： 化学合成 ,  *ビニル化合物 ,  *スルフィド ,  *セレニド ,  触媒反応 ,  パラジウム触媒 ,  チオール ,  セレノール ,  分子認識 ,  アセチレン化合物 ,  付加反応 ,  錯体生成 ,  分子構造 ,  走査電子顕微鏡 ,  密度汎関数法 ,  反応機構 ,  X線回折 ,  芳香族化合物

分類 (3件)： 付加反応,脱離反応  (CF02030M) ,  アルキン  (CF03040E) ,  芳香族単環セレン・テルル化合物  (CF05150M)

物質索引 (6件)： ベンゼンセレノール ,  ベンゼンチオール ,  シクロヘキサンチオール ,  2-メチル-3-(フェニルセレノ)-3-ブタノール ,  2-メチル-3-(フェニルチオ)-3-ブタノール ,  2-メチル-3-(シクロヘキシルチオ)-3-ブタノール

タイトルに関連する用語 (6件)： 官能化 ,  ビニル単量体 ,  チオール ,  セレノール ,  触媒 ,  適応