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J-GLOBAL ID：201202223456130921   整理番号：12A1466461

フェムト秒レーザーによる緑色蛍光タンパク質からの細胞光の操作

Manipulation of cellular light from green fluorescent protein by a femtosecond laser

著者 (6件)： HE Hao (Tianjin Univ., Tianjin, CHN) ,  WANG Shaoyang (Tianjin Univ., Tianjin, CHN) ,  HU Minglie (Tianjin Univ., Tianjin, CHN) ,  WANG Chingyue (Tianjin Univ., Tianjin, CHN) ,  LI Shiyang (Nankai Univ., Tianjin, CHN) ,  CAO Youjia (Nankai Univ., Tianjin, CHN)
資料名： Nature Photonics  (Nature Photonics)
巻： 6  号： 10  ページ： 651-656  発行年： 2012年10月 
JST資料番号： W2212A  ISSN： 1749-4885  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 緑色蛍光タンパク質(GFP)は生物化学と細胞生物学において最も幅広く研究され,利用されているタンパク質の1つである。これは,光励起に続いて蛍光を放出し,光励起はレーザーによって行われることが多い。今回我々は,細胞をレーザー光に暴露すると,改変型GFPからの蛍光が「止まる」ことを報告する。フェムト秒レーザー光の短いフラッシュによって,細胞小胞体中のカルシウム濃度が低下することが示されている。次に,カルシウムの放出によって活性化されるカルシウムチャネルが,間質相互作用分子1(STIM1)により活性化される。細胞内のCa²⁺濃度が上昇すると,ミトコンドリアが脱分極し,活性酸素種の漏れが増大して,GFPが永久に漂白される。活性酸素種を発生するこの制御可能な光学方式を用いて,GFP蛍光の光変換を緑色発光から赤色発光へ変えることもでき,細胞の分子動力学に影響を及ぼす機構が得られる。Copyright Nature Publishing Group 2012

シソーラス用語： *パルスレーザ ,  *緑色蛍光タンパク質 ,  *細胞 ,  *光 ,  操作 ,  生化学 ,  ライフサイエンス ,  生物学 ,  光ポンピング ,  *発光 ,  小胞体 ,  カルシウム ,  濃度 ,  活性化 ,  チャネル ,  膜貫通タンパク質 ,  ミトコンドリア ,  脱分極 ,  活性酸素 ,  漏れ ,  漂白 ,  変換 ,  赤 ,  分子動力学 ,  *フェムト秒レーザ ,  細胞生物学
準シソーラス用語： 間質相互作用分子1 ,  *蛍光発光 ,  光変換 ,  生物化学 ,  赤色

分類 (3件)： レーザ照射・損傷  (BK16040S) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  生体エネルギー論一般  (EB10010X)

タイトルに関連する用語 (3件)： フェムト秒レーザー ,  緑色蛍光タンパク質 ,  細胞