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J-GLOBAL ID:201202223494216058   整理番号:12A1571064

低分子の非コードRNAであるPcrZによる細菌の光合成遺伝子の制御

Regulation of bacterial photosynthesis genes by the small noncoding RNA PcrZ
著者 (4件):
資料名:
巻: 109  号: 40  ページ: 16306-16311  発行年: 2012年10月02日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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通性光合成細菌Rhodobacter sphaeroidesの低分子RNAである光合成制御RNA Z(PcrZ)は酸素分圧が低下すると誘導されたが,PcrZの酸素依存性の発現はPrrAにより制御された。PrrAはR.sphaeroidesの酸化還元制御で中心的なPrrB/PrrA2成分系の応答レギュレータである。さらに,酸素分圧が低い時に光合成遺伝子を活性化するFnrL蛋白質がPcrZの酸化還元に依存した発現に関与していた。PcrZの全長をR.sphaeroidesで過剰発現すると,発現が影響される遺伝子があったが,それらの遺伝子のほとんどは光合成機能に関与するものであった。光合成遺伝子クラスタ由来のmRNAにはPcrZの標的と考えられるものがあった。in vivoでのリポーター系も,この予想を支持した。この結果から,標的mRNAの発現に対するPcrZの負の効果が示された。従って,PcrZは光合成遺伝子の酸化還元に依存した誘導を阻害した。PrrAは光合成遺伝子とPcrZを同時に直接活性化したが,PcrZは光合成遺伝子発現に対し負の効果を示したので,これはsRNAを含む非干渉フィードフォワードのまれな例の1つであった。以上の結果から,光合成複合体の形成を制御する機能のsRNAとしてPcrZを同定した。また,蛋白質と低分子非コードRNAから構成される制御ネットワークによる光合成遺伝子発現の制御のモデルとなった。
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  光合成 
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