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J-GLOBAL ID:201202223513030815   整理番号:12A0058356

網膜発生におけるDSCAM機能の細胞自律性

Cell autonomy of DSCAM function in retinal development
著者 (5件):
資料名:
巻: 361  号:ページ: 326-337  発行年: 2012年01月15日 
JST資料番号: C0522A  ISSN: 0012-1606  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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細胞接着分子(CAMs)は神経構造を形づくる手がかりの同定を提供する。ダウン症候群細胞接着分子(DSCAM)は種々の種で多くの神経発生過程に必要であり,また同種接着,同種反発,異種相互作用を含む活性のいくつかの潜在的機構を有する。Dscam遺伝子は多くの,しかしすべてではない神経細胞サブタイプで発現する。Dscam遺伝子の突然変異は,隣接同型ニューロンの樹状突起の束状化を引き起こすことから,一定タイプの細胞間の自己-回避,細胞体の非ランダムパターン化の破壊,病的細胞集団の発生過程での細胞死の減少に役割を果たすことが示された。DSCAMが網膜パターン化をいかに促進するかを調べるため,著者らは現存のDscam変異体マウス株と一緒に使うためのDscamの条件付アレルを開発した。Dscamの条件付欠失は,細胞間隔,細胞数,樹状突起分枝欠陥を示した。Dscamの誘導欠失とBrn3b変異網膜の網膜神経節細胞欠失の両方が,これらのDSCAM介在表現型が独立して起ることを示した。野生型とDscam変異体細胞が混じりあったキメラ網膜では,Dscam変異体細胞は同じタイプの隣接する野生型細胞に絡みつき,両細胞があたかもDscamを欠いているかのようであり,細胞間同種結合によって仲介されるDSCAM依存性細胞間隔と樹状突起分枝と一致した。特異的細胞型でのDSCAM欠失は,細胞型自律的細胞体間隔欠陥を引き起こしたことから,DSCAMは特定細胞型内の作用によって分枝と間隔を仲介することが示された。著者らはまた,ラミナ層別化におけるDSCAMの細胞自律性を調べ,層無秩序化が非細胞自律的様式で引き起こされることを発見した。最後に著者らは,ダウン症候群マウスモデルやDscamが3コピー存在するヒト患者で見られる細胞死増加や他の疾患と関連する,発生過程での細胞死やアマクリン細胞間隔のDscam用量依存性欠陥を見つけた。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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発生と分化  ,  視覚  ,  細胞生理一般 
タイトルに関連する用語 (3件):
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