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J-GLOBAL ID：201202223603778371   整理番号：12A0607224

東日本大震災復興 リスクガバナンス論からみた震災復興過程のリスク評価の方向

著者 (1件)： 盛岡通 (関西大 環境都市工)
資料名： 環境情報科学  (Journal of Environmental Information Science)
巻： 41  号： 1  ページ： 50-62  発行年： 2012年03月30日 
JST資料番号： S0805A  ISSN： 0389-6633  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： IRGC(International Risk Governance Council)は従来のリスク管理やリスク評価を超えたところで,リスクを協働して治めるリスクガバナンスの概念を提案していた。2009年にはガバナンスの不全がもたらす世界中の事例を観察・解釈し,チェックリストとして利用するように,リスクガバナンス・デフィシットの報告を行なった。3.11以降の日本社会では,「想定外」を封じ込めていたパンドラの箱が開いてしまった状態で,右往左往しているといえる。本稿では,リスク観やリスクガバナンスから程遠い日本の典型的な「混乱状態」を改めて指摘することで,IRGCの文書の意味を間接的に強調した。

シソーラス用語： *震災 ,  *原子炉事故 ,  *統合 ,  *回避 ,  *リスク ,  *国際機関 ,  津波 ,  リスク評価 ,  *リスク管理
準シソーラス用語： *東日本大震災 ,  原発事故 ,  *リスクガバナンス ,  *IRGC ,  国際リスクガバナンス委員会

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (6件)：

• IRGC. Risk Governance Deficit : An analysis and illustration of the most common deficits in risk governance. 2009, 1-92
• ORTWIN, Renn. Risk Governance : Towards an integrative approach. IRGC. 2005, 1-157
• 東日本大震災復興構想会議. 復興への提言. http://www.cas.go.jp/jp/fukkou/. 2011
• 盛岡通. リスクガバナンス論から見た震災復興過程で懸念されるリスク. 日本リスク研究学会誌. 2012
• 盛岡通. 環境面から見た東日本大震災からの復興まちづくりの課題-阪神大震災の復興まちづくりとの比較. 環境システム研究講演論文集. 2011, 39, 209-216

タイトルに関連する用語 (5件)： 東日本大震災 ,  復興 ,  リスクガバナンス ,  過程 ,  リスク評価