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J-GLOBAL ID:201202223607637543   整理番号:12A0562990

酵素の動力学,及び阻害研究のためのキャピラリー内電気泳動法の新たな開発

New development in in-capillary electrophoresis techniques for kinetic and inhibition study of enzymes
著者 (5件):
資料名:
巻: 722  ページ: 127-135  発行年: 2012年04月13日 
JST資料番号: A0394A  ISSN: 0003-2670  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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酵素は,しばしば,酵素活性の測定によって定量される。キャピラリー電気泳動法が,生物化学試験の小型化の動向のために,この分野でその地位を獲得しつつある。本研究の目的は,酵素活性の研究のためのプレキャピラリー(オフ-ライン)電気泳動とキャピラリー内電気泳動法を比較する。モデル酵素としてβ-ガラクトシダーゼ(β-Gal)を選んだ。それぞれの方法を検体の(数十ナノリットルまでの)消費の減少,(1分以下の)分析時間のために個別に最適化した。ピーク効率,分解能,及び繰り返し性に従って,いくつかの実験パラメーター(バックグランド電解質とインキュベーション緩衝液のイオン強度,インキュベーション時間,注入量等)を最適化した。それぞれの方法の性能をモニターするために,β-Galによる4-ニトロフェニル-D-ガラクトピラノシドの触媒定数と競合阻害剤2-ニトロフェニル-1-チオ-β-D-チオガラクトピラノシド(ONPTG)による阻害定数(K<sub>i</sub>とIC<sub>50</sub>)を決定した。得られた結果を相互に比べ,標準分光法との比較によっても評価した。電気泳動法が,試料の消費と速度の点で最もすぐれた方法であることが判明した。short-end注入が,電気泳動分析(<0.8min)のスピードアップに成功裏に利用された。この方法は,酵素阻害の研究の強力な手段である。通常,阻害剤は,同様の移動度を持つ基質と混合してキャピラリーに注入される。本研究で筆者らは,基質と阻害剤を予め混合せずに,酵素の阻害を可能にする方法をはじめて示す。この方法は,過剰の基質の消費を伴わない迅速な阻害剤のスクリーニングに非常に興味深い。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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生物物理的研究法  ,  酵素一般 

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