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J-GLOBAL ID：201202223798662887   整理番号：12A0833525

水溶液/有機溶液界面での又は人工膜を通してのバイオミメティック電荷移動反応

Biomimetic Charge Transfer Reactions at the Aqueous/Organic Solution Interface or through Artificial Membrane

著者 (5件)： KIHARA Sorin (Kyoto Inst. for Interesting Chemistry, Kyoto, JPN) ,  KASUNO Megumi (Ryukoku Univ., Shiga, JPN) ,  OKUGAKI Tomohiko (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  SHIRAI Osamu (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MAEDA Kohji (Kyoto Inst. of Technol., Kyoto, JPN)
資料名： 電気化学および工業物理化学  (Electrochemistry)
巻： 80  号： 6  ページ： 390-400  発行年： 2012年06月05日 
JST資料番号： G0072A  ISSN： 1344-3542  CODEN： EECTFA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水/有機,W/O,2相又は液膜,LM,系を用いて認められたいくつかのバイオミメティック反応を紹介した。紹介した反応は主に筆者らのグループが報告したものである。すなわち,1)ポルフィリン鉄(III)錯体,Fe(P),とα-トコフェロール,α-TOH,誘導体のWと接触したO中での変換,2)O中のFe(P)のW中での酸化剤による,O中のα-TOHのW中での酸化窒素による,又はO中のヒドロキノンのW中での酸素による酸化,及びO中のキノンのW中でのβ-ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドによる還元,3)W/O界面での選択的イオン移動を伴う呼吸模倣反応,4)膜電流の振動のようなLM系で認められたバイオミメティック電荷輸送反応,5)W/膜界面に平行な印加電位の存在下で実現した新しいタイプの膜輸送反応,である。上述の反応過程をボルタンメトリー法と人工LM及び生体膜に共通する特性考慮したコンセプトとを基にして明らかにした。膜輸送過程の解明のために筆者らが提案した方法も紹介した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *水溶液 ,  *有機溶媒 ,  *液液界面 ,  *人工膜 ,  *バイオテクノロジー ,  *電荷移動反応 ,  システム ,  *液膜 ,  ポルフィリン錯体 ,  鉄錯体 ,  酸化剤 ,  酸化窒素 ,  酸素 ,  酸化 ,  キノン ,  還元 ,  選択性 ,  イオン輸送 ,  呼吸 ,  電流 ,  電圧 ,  膜輸送 ,  *ボルタンメトリー ,  *生体膜 ,  ビタミンE ,  フェノール類 ,  酸素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  補酵素 ,  アデニンヌクレオチド ,  ニコチンアミドヌクレオチド ,  ジヌクレオチド ,  多価フェノール ,  大環状化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  架橋化合物
準シソーラス用語： イオン移動 ,  *バイオミメティクス ,  印加電圧 ,  電荷輸送 ,  膜電流 ,  二相系

分類 (2件)： 電気化学反応  (CB07050F) ,  液-液界面  (CB12030F)

物質索引 (4件)： α-トコフェロール ,  ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド ,  ヒドロキノン ,  ポルフィリン

引用文献 (70件)：

• 1) J. Koryta, Ions, electrodes, and membranes, John Wiley & Sons, New York, Chap. 3 (1982).
• 2) A. G. Volkov and D. W. Deamer eds., Liquid-liquid interfaces. Theory and methods, CRC, New York, Chaps. 13, 14, 16–18 (1996).
• 3) A. G. Volkov ed., Liquid interfaces in chemical, biological and pharmaceutical applications, Marcel Dekker, New York, Chaps. 5, 8, 19–33 (2001).
• 4) F. Raymond, D. Fermin, H. J. Lee, and H. H. Girault, Electrochim. Acta, 45, 2647 (2000).
• 5) A. G. Volkov ed., Interfacial catalysis, Marcel Dekker, New York, Chaps. 1, 15–23 (2003).

タイトルに関連する用語 (4件)： 水溶液 ,  溶液界面 ,  人工膜 ,  電荷移動反応