文献
J-GLOBAL ID:201202223829022741   整理番号:12A0394896

筋肉収縮はOCTN2の転位を介しカルニチン取り込みを増加する

Muscle contraction increases carnitine uptake via translocation of OCTN2
著者 (7件):
資料名:
巻: 418  号:ページ: 774-779  発行年: 2012年02月24日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
カルニチンは,脂肪酸化で重要な役割をするため,カルニチンの流入は,筋肉代謝に重要である。ナトリウム依存溶質キャリアー,OCTN2 (SLC22A5)は,カルニチンを骨格筋細胞に輸送すると考えられる。ラット下肢筋肉でのOCTN2活性の急性調節を,電気的に誘導した収縮活性に対する反応で検討した。筋肉収縮中のL-[<sup>3</sup>H] カルニチンの組織取り込みクリアランス(CL<sub>uptake</sub>)を,統合プロット分析を用い,in vivoで検討した。[<sup>14</sup>C]ヨードアンチピリン(IAP)のCL<sub>uptake</sub>も,組織血流の尺度として決定した。カルニチン取り込み増加が,OCTN2の転位に関わる仮説を検討するため,OCTN2の収縮が誘導する変化を検討した。収縮筋肉でのL-[<sup>3</sup>H] カルニチンのCL<sub>uptake</sub>は,反対側の静止筋肉のそれと比べ1.4~1.7倍増加した(p <0.05)。[<sup>14</sup>C]IAPのCL<sub>uptake</sub>は,L-[<sup>3</sup>H] カルニチンのそれよりはるかに高かったが,カルニチン取り込み増加と血流の間の関係は得られなかった。OCTN2とジストロフィン(筋肉細胞膜マーカー)の共免疫染色は,筋肉収縮後,細胞膜でのOCTN2シグナルの増加を示した。ウエスタンブロットは,筋線維鞘OCTN2量が,収縮筋肉で静止筋肉より多いことを示した(p <0.05)。この結果は,筋肉収縮が,恐らく,収縮が誘導する,その特異的な輸送体OCTN2の細胞膜への転位を介し,骨格筋でカルニチン取り込みを促進することを示す。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
筋肉 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る