抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2004(平成16)年10月23日に発生した中越大震災から,今年で8年目になるが,中山間地域で発生した震災は,過疎化や高齢化などの問題を顕在化させた。本文では,山古志地域の特徴を活かした復興事例について記した。山古志村は,古志郡の山間にある4村が,昭和31年に合併してできた村で,中越大震災の翌年2005(平成17)年4月に,長岡市に編入合併した。山古志地域は,「錦鯉」の発祥地であり,千年の歴史を持つ「牛の角突」が開催されている。「全村避難」という甚大な被害を受けた旧山古志村は,帰村するためのビジョンとして,山古志復興プランを作成した。中山間地域の生活文化は,歴史的に人と自然が創りあげたものという認識に立ち,中山間地域の再生に取り組んできたが,山古志地域の復興は,自然・文化・伝統に「生かされた」復興だったと考えられる。