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J-GLOBAL ID：201202223842310578   整理番号：12A1527877

佐渡市における地域活性化策に関する住民の評価

著者 (3件)： 望月洋孝 (東京農大 国際食料情報) ,  田中裕人 (東京農大 国際食料情報) ,  上岡美保 (東京農大 国際食料情報)
資料名： 農村研究  (Journal of Rural Community Studies)
号： 115  ページ： 82-98  発行年： 2012年09月20日 
JST資料番号： S0785A  ISSN： 0388-8533  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地域活性化に関する具体的な方策の策定は,行政主導だけではなく,行政と地域住民の双方の協力・努力が不可欠であるとされている。本研究では,このような観点から,住民参加型の地域活性化策で重要となる佐渡市民の意識について,内発的なアイディアを抽出し,佐渡市の実態に照らし合わせて検討を行うことに主眼を置いた。分析の手法としては,TN法における第1ステップを踏襲し,佐渡市民の地域活性化に関する多くの意見やアイディアを集め,「効果の大きさ」,「実行のしやすさ」,「住民参加の可能性」の視点から検討した。その結果,住民が最優先課題と考え,また,合意形成を図りやすい項目として特徴づけられた項目は,「佐渡汽船の乗船運賃を値下げする」,「佐渡産米のおいしさや安全性をアピールする」,「行政担当者が佐渡の課題をよく理解する」の3つであった。また,その他にも,各集落で継承されてきた伝統文化の項目,トキ認証米や地産地消のような食・農に関する項目が上位に位置づけられることを導いた。以上の項目について,長期的に達成するもの,短・中期的に達成するものとの分類を住民と行政等の関係機関が連携して行い,比較的実現が可能なものについては,相互に重点的な検討を行うことが必要であるといえる。(著者抄録)

シソーラス用語： *活性化 ,  *地域開発 ,  *評価 ,  *住民 ,  *住民参加 ,  安全性 ,  行政 ,  佐渡島 ,  *地域活性化
準シソーラス用語： 地域住民

分類 (1件)： 開発,再開発,都市整備  (RD02030V)

引用文献 (17件)：

• 大久保研治・門間敏幸(2004)「都市農業を、中心とした地域活性化策に関する農家・行政担当者の意識特性-横浜市周辺都市を対象として-」『農村研究』東京農業大学農業経済学会,第99号,106-114。
• 木俣勲(2001)「中山間地域における農業集落排水処理施設整備前後の住民意識の比較分析」『農業土木学会論文集』農業土木学会,第213号,119-127。
• 財界にいがた(2011)「観光資源の宝庫・佐渡島の針路に光差して1佐渡汽船・小川社長に佐渡の魅力と展望を聞く」「財界にいがた』第23巻第7号,74-77。
• 佐藤快信(2007)「地域振興の制度構築に関する予備的考察,第6章:離島振興からみた離島地域の自立」西川芳昭・吉田栄一編『調査研究報告書』独立行政法人アジア経済研究所,141-159。URL:http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Download/Report/pdf/2006_04_16-06pdfを参照。アクセス日:平成24年6月28日
• 佐藤快信(2008)「島嶼開発における観光開発の影響-八重山諸島の観光を事例に-」『長崎ウエスレヤン大学地域総合研究所研究紀要』長崎ウエスレヤン大学,第6巻第1号,25-32o

タイトルに関連する用語 (3件)： 地域活性化 ,  住民 ,  評価