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J-GLOBAL ID:201202223863838564   整理番号:12A0424174

異所的ウイルス組込部位1(EVI1)は癌に重要な複数の細胞過程を調節し,浸潤性腫瘍におけるFOS蛋白質の相乗的パートナーである

Ecotopic viral integration site 1 (EVI1) regulates multiple cellular processes important for cancer and is a synergistic partner for FOS protein in invasive tumors
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資料名:
巻: 109  号:ページ: 2168-2173  発行年: 2012年02月07日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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異所的ウイルス組込部位1(EVI1)は発癌性の二重ドメイン亜鉛フィンガー転写因子であり,造血幹細胞の更新調節において必須役割を果たすと共に,骨髄性白血病や上皮癌でのその過剰発現は患者の生存率低下と関連している。標的遺伝子を明らかにして癌におけるEVI1の寄与を理解するために,ヒト卵巣癌細胞でChIP-Seqとマイクロアレイ研究を組合わせて調査したところ,EVI1の2つの亜鉛フィンガードメインがDNAに独立に結合して,異なる集団の標的遺伝子を調節することが分った。EVI1の標的遺伝子には癌遺伝子と癌関連遺伝子が濃縮された。またEVI1占有遺伝子の25%以上が連結したEVI1とAP1の結合部位を有し,本知見はEVI1とAP1ファミリーメンバーであるFOS間の相乗的協同作用を通して,細胞接着,細胞増殖,コロニー形成が調節されることを示した。後期の卵巣癌においては,増加する二重EVI1/AP1標的遺伝子は差異的に発現し,EVI1とFOS間の機能的協同作用を裏付けた。以上の知見は,EVI1が浸潤性腫瘍においてFOSと相乗作用する多目的の転写因子であることを示す。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
発癌機序・因子  ,  遺伝子発現 

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