抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ウィリアムス可塑度や静的せん断(PSTC-107)のような,感圧性接着剤の凝集力を評価するために現在一般に使用される技術は,再現性に乏しく,且つ測定者による依存度が高いことから,時間を費やすことがある。最近,上記の問題に対処するために,応力緩和技術を調査した。その技術は,応力緩和を短時間に測定し,その時,相対保持力(FR)の数値を計算できるようなテクスチャーアナライザーを使用する。この技術は1milの粘着剤コート紙から直接迅速でかつ再現性のある凝集力の測定値を得ることが可能である。これらの測定値は,ウィリアムス可塑度とせん断試験に強い相関関係を示す。結果としてFRは,粘着性のあるエッジ付着物に対する抵抗と粘着剤の改質能力のような,主要な性能特性を予測するかもしれない。FR試験は,溶剤ベース(架橋型,熱可塑性型),エマルジョンベースおよび放射線硬化型粘着剤を含むアクリル粘着剤を塗工した全ての形態に適用される。FRは同様の目付け量における全ての型のアクリル感圧接着剤のクリープ抵抗を相互間で直接比較することが出来るようになる。我々の最新の試験の制約は,最小で0.7milの目付け量とPET,BOPPのような非圧縮性のフェース・ストック素材を必要とすることである。FRの技術は既に,分子量,架橋感度,添加剤効果およびプロセスの再現性などの構造特性の関係を迅速にスクリーニングすることによる製品の設計評価を加速における有用性を発見した。本論文ではFRの方法論,ベンチマーク比較例および方法論に焦点を当てる。せん断やウィリアムス可塑度に対しての,FRにおける最も重要な利点は,試験時間を減らし,測定値の質を増大させることである。(著者抄録)