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J-GLOBAL ID：201202223905743569   整理番号：12A0833384

実用化に挑む光触媒反応工学 ハイブリッド型酸化チタン光触媒の開発と特性

著者 (1件)： 中野勝之 (福岡大 工)
資料名： 化学工学  (Chemical Engineering of Japan)
巻： 76  号： 6  ページ： 345-348  発行年： 2012年06月05日 
JST資料番号： F0099A  ISSN： 0375-9253  CODEN： KKGKA4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 光触媒が実用化されて10年以上が経過した。最近の話題は可視光下での活性を如何に高めるかであり,このための技術競争が活発である。これにより,蛍光灯下や屋外の太陽光下での光触媒利用が可能となり,応用範囲が大きく広がるからである。しかし,理論的な可能性は論じられているものの,客観的な実証例は少ない。今回は,このような現状を踏まえ,工業界とは別の角度からハイブリッド型光触媒の開発状況,さらに分解特性やそれに伴う副次的な効果などについて実証した結果について述べた。以下の4項目を中心に述べた。2)以降では,従来型の酸化チタンではなく,ハイブリッド型の酸化チタンに関する実証例についてまとめた。1)壁面防汚に関する酸化チタン塗料の実証試験(10年試験)2)硝子に塗布した透明チタニア-シリカ水溶液の特性3)水中の有害有機物の分解特性4)光触媒による殺菌操作,その中で,可視光機能光触媒開発と劣化触媒の再生について述べる。ハイブリッド型光触媒の開発,実証試験例,劣化した触媒の再生などについて解説した。

シソーラス用語： *実用化 ,  *光触媒 ,  *光触媒反応 ,  *反応工学 ,  *型 ,  *酸化チタン ,  技術開発 ,  特性 ,  接触分解 ,  壁面 ,  防汚加工 ,  塗料 ,  水溶液 ,  有害物質 ,  殺菌 ,  触媒再生 ,  触媒劣化 ,  用水処理 ,  二酸化ケイ素
準シソーラス用語： シリカ ,  *ハイブリッド型

分類 (3件)： 触媒操作  (XE01050T) ,  光化学一般  (CB08010U) ,  用水の化学的処理  (SC02040E)

引用文献 (6件)：

• NAKANO, K. Separation and Putification Technology. 2004, 34, 67-72
• KAKITA, Y. Biocontrol Science. 2000, 20, 73-79
• OBUCH, E. Study on Photocatalytic Sterilization of Bacillus subtilis Using Ag-doped TiO2/SiO2. The 9th Internatinal Meeting of Pacific Rim Ceramic Society, (2011. 7). 2011
• NAKANO, K. Chemical Engineering Research and Design. 2004, 82, A2, 297-301
• 特許第3944094. 2007

タイトルに関連する用語 (5件)： 実用化 ,  触媒反応工学 ,  ハイブリッド型 ,  酸化チタン光触媒 ,  開発