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J-GLOBAL ID:201202224106237193   整理番号:12A1174433

アディポネクチンは鬱行動の感受性決定に重要であり,抗鬱様活性を示す

Adiponectin is critical in determining susceptibility to depressive behaviors and has antidepressant-like activity
著者 (9件):
資料名:
巻: 109  号: 30  ページ: 12248-12253  発行年: 2012年07月24日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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アディポネクチンは抗糖尿病作用とインシュリン抵抗性改善作用のある脂肪細胞由来ホルモンである。今回,実験的ストレス法を用いて鬱様症状を誘発し,内因性アディポネクチンレベルと鬱様行動間の関連性を検討した。血漿中アディポネクチンレベルは鬱の慢性社会的敗北ストレスモデルで減少し,これは社会的相互作用時間の減少と相関した。ハプロ不全によるアディポネクチンレベルの減少は,社会的嫌悪”無快楽症”への感受性増大と学習性無気力を生じ,視床下部-下垂体-副腎(HPA)軸に対するグルココルチコイド介在の負フィードバックの障害を示した。アディポネクチン中和抗体の脳室内投与は,ストレス誘発鬱様行動を促進した。逆に,外因性アディポネクチンの脳室内投与は,正常体重マウスと食事誘発肥満糖尿病マウスで抗鬱様行動作用を示した。本結果は鬱様行動におけるアディポネクチンの重要な役割を示唆し,鬱疾患の革新的な治療方法を提供すると指摘した。
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分類 (2件):
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精神科の基礎医学  ,  サイトカイン 
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