抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,クラウドロボテイックスの動向とRSiのアーキテクチャを説明し,RSiにおけるクラウドサービスヘの三つの取組みについて述べる。ロボットサービス向けソフトウェア基盤の整備を進める業界団体が,2004年3月設立のロボットサービスイニシアチブ(RSi)である。RSiでは,ロボットサービスを「ネットワークを介してロボットが提供する情報サービス,若しくは物理的サービス」と定義し,その形態として,ネットワークを介してロボットの操作を行う遠隔操作の形態と,ロボットを通じた情報サービスを行う形態とを考えている。一方,情報通信分野でのネットワークからクラウドコンピューテイングヘの進展に伴い,ロボットによるサービスをクラウド化する取組みや,ロボットがクラウドシステムと連携しサービスを提供する試みが進みつつある。本稿では,このようなクラウドロボティクスの動向と,RSiのアーキテクチャを説明し,RSiにおけるクラウドサービスヘの三つの取組みについて述べ,まとめる。三つの取組みの,一つ目は,ロボットサービスのインターネット化を実現するための開発環境である。二つ目は,プッシュ機能を利用することで構内LANやファイアウォール内に配備されたロボットにデータを送る仕組みである。三つ目は,RSNP(Robot Service Network Protocol)とマイクロサービスを利用したゲートウエイRTコンポーネントである。