文献

J-GLOBAL ID：201202224153732550   整理番号：12A0229371

単為結果性トマトの種子形成とオーキシンの関係

著者 (2件)： 淨閑正史 (千葉大 大学院園芸学研究科) ,  小田雅行 (大阪府大 大学院生命環境科学研究科)
資料名： 植調  (JAPR Journal)
巻： 45  号： 10  ページ： 399-407  発行年： 2012年01月 
JST資料番号： L2274A  ISSN： 0289-8233  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 単為結果性遺伝子を導入したトマトF₁品種「ルネッサンス」が育成されているが,繁殖上種子の少ない点が問題である。本品種の少種子の原因を明らかにし,親品種へ応用することを志向して,そのメカニズムを検討したところ,本品種には胚珠の発育不全が見られ,その原因が子房等のオーキシン濃度の高さによる,花粉管伸長抑制である可能性が考えられた。そこで開花一週間前の花房に100mg・L^-1オーキシン阻害剤PCIBを処理,開花1日後に人工授粉したところ,種子数が非単為結果性トマトの1/2まで有意に増加した。さらに考えられる別の原因も究明されるべきであろう

シソーラス用語： *トマト ,  *種子 ,  *単為結実 ,  *オーキシン ,  花 ,  人工受粉 ,  カルボン酸 ,  芳香族塩素化合物 ,  フェノールエーテル ,  花粉管伸長 ,  花房

分類 (2件)： 野菜  (FC03043X) ,  植物成長調整剤  (FB06060M)

物質索引 (1件)： PCIB

タイトルに関連する用語 (4件)： 単為結果 ,  トマト ,  種子形成 ,  オーキシン