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J-GLOBAL ID：201202224158316431   整理番号：12A0961735

Na_xCoO₂・yD₂Oの磁気励起

Magnetic excitations of NaxCoO2.yD2O

著者 (4件)： MOYOSHI Taketo (Nagoya Univ.) ,  YASUI Yukio (Nagoya Univ.) ,  SATO Masatoshi (Nagoya Univ.) ,  KAKURAI Kazuhisa (JAEA)
資料名： 日本原子力研究開発機構JAEA-Review(Web)
号： 2011-050  ページ： 1-3-28 (WEB ONLY)  発行年： 2012年03月 
JST資料番号： U0296A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Co原子が二次元三角格子上に配置した構造を持つNa_0.3CoO₂・1.3H₂Oは,4.5K以下で超伝導を示す。本研究では,このコバルト酸塩の磁性と超伝導との関係を調べるために,中性子散乱実験を行った。実験には,全体積の約75%を超伝導相が占めるNa_xCoO₂・yD₂O(y~1.3)を用いた。h=0およびh=1/2に2つの磁気散乱を観測することができた。h=0のピークは二次元強磁性ゆらぎ由来のモードであることが分かった。このピークの強度は温度の低下とともに減少していった。この結果から,超伝導の三重項対形成が起こる可能性は否定された。

シソーラス用語： *励起 ,  三角格子 ,  超伝導 ,  *コバルト酸塩 ,  中性子散乱
準シソーラス用語： *磁気励起 ,  磁気散乱

分類 (1件)： 酸化物結晶の磁性  (BM06050E)

引用文献 (4件)：

• [1] K. Takada et al., Nature 422(2003) 53
• [2] Y. Kobayashi, M. Yokoi, T. Moyoshi and M. Sato, J. Phys. Soc. Jpn. 76(2007) 103705.
• [3] Y. Kobayashi, H. Watanabe, M. Yokoi, T. Moyoshi, Y. Mori and M. Sato, J. Phys. Soc. Jpn. 74(2005) 180O.
• [4] Y. Kobayashi, T. Moyoshi, H. Watanabe, M. Yokoi and M. Sato, J. Phys. Soc. Jpn. 75 (2006) 074717.

タイトルに関連する用語 (1件)： 磁気励起