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J-GLOBAL ID:201202224207567003   整理番号:12A1311141

虚血性卒中における脂質過酸化の調節不全 潜在的な生物マーカーとしての血漿4-HNE?

Lipid peroxidation dysregulation in ischemic stroke: Plasma 4-HNE as a potential biomarker?
著者 (10件):
資料名:
巻: 425  号:ページ: 842-847  発行年: 2012年09月07日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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4-ヒドロキシノネナール(4-HNE)はω-6多価不飽和脂肪酸の脂質過酸化の間に生ずる主要なアルデヒドである。最近,4-HNEがアルツハイマー病のような神経疾患の病因に寄与することが報告されている。しかし,虚血性卒中における4-HNEの役割は明らかでない。本研究において,血漿4-HNE濃度が,遺伝的に卒中易発性のラット(卒中易発性自然発症高血圧ラット)および中大脳動脈塞栓(MCAO)を伴う実験的な卒中ラットにおいて高いことを見出した。MCAO手術前に静脈注射により4-HNEを投与すると,大脳虚血が誘導する梗塞領域が拡大するだけでなく,ROS/MPAレベルの増加とGSH/GSSG比およびMnSODレベルの減少により示されるとおり,脳組織の酸化ストレスが増した。4-HNEを触媒する酵素アルデヒドデヒドロゲナーゼ2は,PC12細胞において4-HNE処理に対するニューロンの生存を回復した。虚血性卒中患者の血漿4-HNE濃度は,対照健常人におけるそれより高かった。小さい標本集団(N=60)において,血漿4-HNE濃度は,虚血性卒中の危険因子である血漿ホモシステイン濃度と正の相関があった。本研究は血漿4-HNEレベルが虚血性卒中の潜在的な生物マーカーであることを示唆する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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脂質の代謝と栄養  ,  循環系の疾患 
物質索引 (1件):
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