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J-GLOBAL ID:201202224235850063   整理番号:12A0620721

哺乳類のエナメル質の歯内部安定同位体分析のための改良した試料採取法

A refined sampling strategy for intra-tooth stable isotope analysis of mammalian enamel
著者 (7件):
資料名:
巻: 84  ページ: 1-13  発行年: 2012年05月01日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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脊椎動物の歯のエナメル質の成長軸に沿った連続サンプリング及び安定同位体分析は食物,気候あるいは動物の移動の季節変化による差異を記録する。大型哺乳類では成熟したエナメル質を得るのに数カ月が必要なため,環境パラメータの同位体組成の変化は即座に記録されるのではなく,歯のエナメル質の安定同位体分析はインプット信号より振幅が減衰した時間平均信号となる。利便性のために通常は,エナメル質が最も厚い側で安定同位体プロファイルが決定される。本論文では,エナメル質が最も薄い側をターゲットとすることで時間分解能を向上させる可能性を調べた。ヒツジの発達中の第三大臼歯の観察により,歯が最大長さに近づくにつれて成長速度が一定でなく指数関数的に減少する一方,沈着したエナメル質の第一層とエナメル質-象牙質接合との間の角度は増加することが示される。また,第三大臼歯の近心側(第二大臼歯に面する側)と頬側との間のエナメル質成長の厚さ及び形状の差も記述する。コントロールした条件下で成長した8頭のヒツジからの第三大臼歯に沿って炭素及び酸素同位体の変動を測定した。歯の内部での変動は系統的に近心側で大きく,この二つの側の振幅の差はインプット信号を受けた時間に比例した。近心側は減衰しているものの環境信号の変動を頬側より忠実に記録している。このアプローチは他の哺乳類にも適用でき,続成作用の内部チェックに使える可能性がある。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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水圏・生物圏の地球化学  ,  その他の同位体地球化学 
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