抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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在来種との相互作用はしばしば外来種が侵入するかどうかに影響する。テントウムシ科Coccinella septempunctataとHarmonia axyridisは侵入に成功した昆虫であるが,北アメリカ西部のあるところではそれに失敗している。ひとつの可能性は局所的ジェネラリスト捕食性カメムシNabis alternatusとGeocoris bullatusがギルド内捕食者として作用することにより侵入に抵抗したためと考えられる。2つの仮説,(1)侵入テントウムシ科が2在来テントウムシHippodamia convergensとCoccinella transversoguttataと比較して在来ジェネラリストサシガメに捕食されたこと,(2)これらの外来種と在来テントウムシ科がギルド内捕食と2在来捕食性サシガメの消費と相反的に関係すること,を立てた。一連の捕食実験により,C.septempunctataがNabisとGeocorisによる捕食に対して類似した感受性をもち,その在来同属種C.transversoguttataに関して2カメムシに対するギルド内相反的捕食の関係をもつことを実証した。対照的に,全種の実験間では,外来種H.axyridisはカメムシによるギルド内捕食に対して最低の感受性をもち,NabisとGeocorisを消費するようであった。これらの結果は在来捕食性カメムシが在来と外来ナナホシテントウムシ種に対する類似効果をもち,その侵入中にC.septempunctataに対して特に有害または利点がないことを示した。しかし,H.axyridisは稀な被害者であることにより在来カメムシにとり楽しみなものであり,ギルド内捕食の共通の加害者であり,何にもましてそれは等しく,これはH.axyridisが在来種の好ましい代替となる傾向となったと考察した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.