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J-GLOBAL ID:201202224452241326   整理番号:12A0931395

ヒト血清糖蛋白質結合ガレクチン1又はガレクチン8の異なる画分及びその比率は癌及び炎症疾患における病態生理学的条件の精密化したバイオマーカーになる

Different fractions of human serum glycoproteins bind galectin-1 or galectin-8, and their ratio may provide a refined biomarker for pathophysiological conditions in cancer and inflammatory disease
著者 (13件):
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巻: 1820  号:ページ: 1366-1372  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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血清蛋白質のグリコシル化の変化は一般的で,種々の糖鎖型が癌及び炎症のバイオマーカーとして研究されている。内因性ガレクチンにより検出された糖鎖型はバイオマーカーとしての可能性だけでなく,組織細胞においてガレクチンを作用させると異なる機能もあることを最近示した。特異性が異なる2種類のガレクチンを組合せ使用してバイオマーカーの感度と特異性の増大を試みた。転移性乳癌の女性14人,健康対照者12人,IgA腎炎(IgAN)患者14人及び他の糸球体腎炎患者12人の血清をヒトガレクチン1又はガレクチン8N固定化アフィニティークロマトで分別し,各ガレクチンに結合した画分と非結合画分の蛋白質量を測定した。各ガレクチンはハプトグロビンの異なる糖鎖型を含む血清糖蛋白質の異なる画分と結合した。他の患者グループより癌患者の血清はガレクチン1結合糖蛋白質のレベルが高く,ガレクチン8N結合糖蛋白質のレベルが低くかったが,IgAN血清はガレクチン8N結合糖蛋白質のレベルが高かった。ガレクチン1結合/ガレクチン8N結合糖蛋白質の比率は癌患者と健康人の識別能が高く,ROC解析でのAUCは0.98で,新規な癌バイオマーカー候補であった。糖蛋白質のガレクチン結合能はバイオマーカー候補として有望であるだけでなく,糖蛋白質とガレクチンの組合せは組織細胞において特異的な機能もあり,患者の病態生理学的病態生理学的と関連すると推察した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫ようの化学・生化学・病理学  ,  糖質・糖鎖一般 

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